VirtualBoxにCentOS7をインストールしてみる

MacVirtualBoxにCentOS7をインストールしてみる。

VirtualBoxはインストール済みの状態。

CentOSのダウンロード

CentOSのサイト(http://www.centos.org/download/)からMinimal ISOのダウンロードページに行って、


適当なサイトからCentOSのMinimalのISO「CentOS-7.X-X-x86_64-Minimal.iso」をダウンロードする。



VirtualBox仮想マシンを作成

VirtualBoxを起動し、[新規]ボタンを押す。
そして、[説明を隠す]を押して、説明を隠した状態で進める。


下記のような感じで設定する。
ハードドライブはデフォルトのままにしておく。

名前 適当に入力
タイプ Linux
バージョン Red Hat (64 bit)
モリーサイズ 適当に必要な分だけ指定する


ファイルサイズを適当に設定し、他はデフォルトのままにしておいて、作成する。


以上で、仮想マシンが作成される。



仮想マシンのネットワーク設定

MacからVirtualBoxCentOSにアクセスできるようにするために、
ネットワークアダプタを設定しておく。

[設定]を押して、[ネットワーク]-[アダプター2]を選び、
[ネットワークアダプターを有効化]をチェックして、
[割り当て]にホストオンリーアダプターを指定して、[OK]を押す。

【補足】
「無効な設定が見つかりました」とでる場合は、
VirtaulBoxの環境設定から[ネットーワーク]-[ホストオンリーネットワーク]で+を押して
アダプタを追加する必要あり。


(参考)http://d.hatena.ne.jp/love0hate/20120423/1335186045

CentOSのインストール

まず、CentOSを起動する。

すると、ディスクの選択画面が出るので、ダウンロードした「CentOS-7.X-X-x86_64-Minimal.iso」のファイルを指定する。


「Test this media」はしなくても問題なさそうな気がするので↑キーを押して「Install CentOS 7」を選択し、Enterキーを押して、インストールを進めていく。


まずは言語を「日本語」に設定する。


基本的にデフォルトのままで特に問題ないが、
インストール先に警告マークが付いているのでクリックして、

何も変更せず完了する。

すると、警告マークが消えるので、インストールを開始する。


インストールしている間に、rootパスワードの設定とユーザーの作成をする。


rootのパスワードを設定する。


ユーザーを作成する。
また「このユーザーを管理者にする」にチェックを入れておく。


インストールが終わったら、[設定完了]して、

[再起動]する。


以上で、CentOSのインストールが完了。



ネットワークアダプタの設定

まず、rootでログインする。

nmtuiコマンドでNetworkManagerの設定を変更していく。

# nmtui

「Edit a connection」でEnterキーを押して、コネクションを変更する。

enp0s3

まず、enp0s3(NAT)を設定する。
「enp0s3」が選択された状態でEnterキーを押す。

IPv6は無くても問題なさそうなので無効にしておく。
あと、「Automatically connect」にチェックを入れて、

enp0s8

次に、enp0s8(ホストオンリーアダプター)を設定する。

IPアドレスを固定にしたいので、に変更し、IPアドレスを設定する。(今回は「192.168.56.101/24」にした)

また、enp0s3(NAT)と同じく、IPv6にして、
「Automatically connect」にチェックを入れる。


以上で設定完了。で終了する。


NetworkManagerを再起動して反映する。

# systemctl restart NetworkManager

以上で、Macから下記のような感じでVirtualBoxCentOSにログインできる。

mac$ ssh hoge@192.168.56.101
・・・
hoge@192.168.56.101's password:
$ 

また、ここから先はrootになって設定していく。

$ su -
#

FirewallSELinuxの無効化

ローカル環境のため、Firewallは無くても問題ないので、無効化しておく。

# systemctl stop firewalld
# systemctl disable firewalld

また、SELinuxも有効になっているといろいろ面倒なので無効にしておく。

# vi /etc/sysconfig/selinux
SELINUX=enforcing
↓
SELINUX=disabled

CentOSの更新

CentOSを最新にしておく。

# yum -y update

設定完了

とりあえず基本的な設定は以上で完了。
ここから先は、より便利にしておくための設定です。


パスワード無し設定

パスワード無しでSSH

SSHでパスワードを入力するのが面倒なので、パスワード無しでSSH接続できるようにする。

鍵が無い場合は、作成しておく。

mac$ ssh-keygen

鍵をCentOSに転送して、

mac$ scp ~/.ssh/id_rsa.pub hoge@192.168.56.101:

CentOSにログインし、

mac$ ssh hoge@192.168.56.101

鍵の設定をする。

$ mkdir .ssh
$ mv id_rsa.pub .ssh/authorized_keys
$ chmod 700 .ssh
$ chmod 600 .ssh/authorized_keys

以上で、CentOSにパスワード無しでSSH接続できる。

mac$ ssh hoge@192.168.56.101
パスワード無しでsudo

パスワードを入力するのが面倒なので、パスワード無しでsudoできるようにする。

今回作成したユーザーは、「このユーザーを管理者にする」にチェックを入れて作成したため、すでにwheelグループに追加されている。

# cat /etc/group
・・・
wheel:x:10:hoge
・・・

visudoで下記のように設定すれば、パスワード無しでsudoできるようになる。

# visudo
・・・
## Allows people in group wheel to run all commands
#%wheel  ALL=(ALL)       ALL	←コメントアウト

## Same thing without a password
%wheel        ALL=(ALL)       NOPASSWD: ALL		←コメントをとる
・・・

yumリポジトリの追加

EPEL

EPELはyumでインストールできる。

# yum -y install epel-release

EPELを使うかどうかは明示的に指定したいので、enabledを0にする。

# vi /etc/yum.repos.d/epel.repo
enabled=1enabled=0
Remi

Remiはyumでインストール出来ないので従来通りインストールする。

# rpm -ivh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm

enabledはデフォルトで0になっているので変更不要。

RPMforge

RPMforgeも従来通りインストールする。

# rpm -ivh http://pkgs.repoforge.org/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.3-1.el7.rf.x86_64.rpm

EPELと同様にenabledを0にする。

# vi /etc/yum.repos.d/rpmforge.repo
enabled = 1
↓
enabled = 0

Guest Additionsのインストール

先に必要なパッケージをインストールしておく。

# yum -y install gcc make kernel-devel bzip2

VirtualBoxVMのメニュー[Devices]-[Insert Guest Addition CD image...]で
Guest AdditionsのCDをセットする。


CDドライブをマウントする。

# mkdir /media/cdrom
# mount -r /dev/cdrom /media/cdrom

Guest Additionsをインストール。

# cd /media/cdrom
# ./VBoxLinuxAdditions.run
・・・
Do you wish to continue anyway? [yes or no]
(「yes」と入力)
Removing existing VirtualBox non-DKMS kernel modules[  OK  ]
Copying additional installer modules ...
Installing additional modules ...
Removing existing VirtualBox non-DKMS kernel modules       [  OK  ]
Building the VirtualBox Guest Additions kernel modules
Building the main Guest Additions module                   [  OK  ]
Building the shared folder support module                  [  OK  ]
Building the OpenGL support module                         [  OK  ]
Doing non-kernel setup of the Guest Additions              [  OK  ]
Starting the VirtualBox Guest Additions                    [  OK  ]
Installing the Window System drivers
Could not find the X.Org or XFree86 Window System, skipping.

以上でGuest Additionsのインストールが完了。


スナップショットの作成

スナップショットを作成しておくと、何かあっても元に戻せる。

スナップショットの作成ボタンを押す。

適当に名前を入力して[OK]すると、

スナップショットが作成される。