zshのsetoptを試してみる（その他）

Linux

その他のzshのsetoptを試してみる。

correct

通常、コマンド名が間違っているとnot foundになるが、

$ sl
zsh: command not found: sl

correctを設定していると、正しいコマンド名を提示してくれる。

$ sl
zsh: correct 'sl' to 'ls' [nyae]?

ignore_eof

通常、Ctrl+Dでzshが終了する。

ignore_eofが設定されていると、Ctrl+Dを押しても終了しなくなる。

$ [Ctrl-D]
zsh: use 'exit' to exit.

interactive_comments

通常、コマンドラインでは、#はコメントとして扱われない。

$ ls #comment
ls: #comment にアクセスできません: そのようなファイルやディレクトリはありません

interactive_commentsを設定していると、コメントとして扱われる。

$ ls #comment
bin   dev  home  lib64  mnt  proc  run   srv  tmp  vagrant
boot  etc  lib   media  opt  root  sbin  sys  usr  var

prompt_subst

.zshrcに下記のように設定している場合、

XXX=hello
PROMPT='${XXX} '

通常では、プロンプト内の変数は展開されないが、

${XXX} $

prompt_substが設定されていると、プロンプト内の変数が展開される。

hello $

transient_rprompt

右側のプロンプトを表示させている場合、
通常、全てのコマンドに表示されるが、

$ ls                        . +[master]
$ cd                        . +[master]
$                           . +[master]

transient_rpromptを設定していると、
現在のコマンドラインのみ表示する。

$ ls
$ cd
$                           . +[master]