VirtualBoxにCentOSをとりあえずインストール

MacVirtualBoxで、とりあえず動作するレベルのCentOSの環境を作成する。
※今回インストールしたCentOSのバージョンは6.5
Windowsでも手順はそんなに変わらないと思います

CentOSのダウンロード

64bit版のCentOSをダウンロードする。

CentOSのサイト(http://www.centos.org/)に行って、
x86_64」のリンク先から「CentOS-(バージョン番号)-x86_64-minimal.iso」をダウンロードする。

※32bit版をインストールしたい場合は、i386のほうをダウンロードしてください。

VirtualBox仮想マシンを作成

VirtualBoxを起動し、[新規]ボタンを押して、CentOS仮想マシンを作成する。

名前は適当に入力する。
タイプには「Linux」を指定する。
バージョンには「Red Hat (64 bit)」を指定する。

【補足】
「Red Hat」を指定して、64bit版のCentOSをインストールしようとすると、インストール時に
「This kernel requires an X86-64 CPU, but only detected an i686 CPU.」
のエラーが出るので注意。
(参考)http://d.hatena.ne.jp/fitflavor/20120811/1344678467
【補足】
64bitが選択肢に表示されない場合は、BIOSの設定で仮想化の機能が有効になってないのかも。
(参考)http://acball.hatenablog.com/entry/2013/11/05/205712

モリーサイズやディスク容量は適当に必要そうな分だけ指定しておく。

【補足】
GUIでインストールするには、652MBのメモリが必要みたいです。
(参考)http://seesaawiki.jp/w/bokkuri_orz/d/VirtualBox%20-%20CentOS

それ以外の項目はデフォルトのまま。

以上で、仮想マシンが作成される。

仮想マシンの設定

CentOSをインストールする前に、ネットワークアダプタを設定しておく。

[設定]を押して、[ネットワーク]-[アダプター2]を選ぶ。
[ネットワークアダプターを有効化]をチェックして、
[割り当て]にホストオンリーアダプターを指定して、[OK]を押す。


【補足】
「無効な設定が見つかりました」とでる場合は、
VirtaulBoxの環境設定から[ネットーワーク]-[ホストオンリーネットワーク]で+を押して
アダプタを追加する必要あり。
(参考)http://d.hatena.ne.jp/love0hate/20120423/1335186045

CentOSのインストール

CentOSを起動する。

ディスクの選択画面がでるので、ダウンロードした「CentOS-(バージョン番号)-x86_64-minimal.iso」
を指定する。

後は、下記を選択してインストールしていく。

・Welcome to CentOS6.5
→「Install or upgrade an existing system」

・Disk Found
→「Skip」

・インストール時に使用する言語を選択してください。
→「Japanese(日本語)」

・システム用の適切なキーボードを選択します。
→「日本語」

・どちらのタイプのストレージデバイスにインストールしますか?
→「基本ストレージデバイス

・以下のストレージデバイスは、有用なデータを含んでいるかもしれません。
→「はい。含まれていません。どのようなデータがあっても破棄してください。」

・ホスト名
→「localhost.localdomain」(適当)

・使用するタイムゾーンの中で一番近い都市を選択してください。
→「アジア/東京」

・rootユーザーのパスワードを入力してください。
→適当に入力しておく。

・どのタイプのインストールをしますか?
→「既存のLinuxシステムを入れ替える」

最後に、[変更をディスクに書き込む]ボタンを押すとインストールが始まります。

しばらく待つと、インストールが終わり、
[再起動]ボタンを押すと、CentOSが起動します。


その後、rootユーザーでログインし、以下の設定をしていく。

ネットワークアダプタの設定

ifcfg-eth0、ifcfg-eth1を編集する。

# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
ONBOOT=yes ← no
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
ONBOOT=yes ← no
BOOTPROTO=static ← dhcp
IPADDR=192.168.56.101 ← 追加
NETMASK=255.255.255.0 ← 追加

※IPADDRは自由に指定してください。

変更を反映する。

# service network restart

CentOSの更新

とりあえずCentOSを最新にしておく。

# yum -y update

iptablesSELinuxを無効にする

有効になっているといろいろ面倒なので無効にしておく。

# service iptables stop
# setenforce 0

このままだと、サーバーを再起動すると元に戻るので、
下記の設定をしておく。

# chkconfig iptables off
# vi /etc/selinux/config
SELINUX=disabled ← enforcing

ユーザーの作成

作業用のユーザーを追加する。

# useradd hoge
# passwd hoge

sudoできるようにしておく

# usermod -G wheel hoge
# visudo
%wheel ALL=(All) ALL	←コメントを解除する

SSHでログイン

以上で、ターミナルからSSHでログインしていろいろ作業できる。

$ ssh hoge@192.168.56.101


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VirtualBoxにとりあえずインストールしたCentOSを少し便利にしておく